社長を知る

太陽自動車株式会社 代表取締役 松岡 視己洋

私が社長になった当初は、「太田で1番のクルマ屋になりたい!」その一心で、売上と利益を伸ばすことだけを考えていました。広告・宣伝に力を入れたり、展示車数を増やしたり、その他にも、“太陽パック”の販売、1時間車検への挑戦、自動車保険の獲得、鈑金工場の創設など、お客様から圧倒的に支持されるクルマ屋を目指して、やれること、思いつくことは何でもやりました。 その結果、販売・車検台数はこの地域で断トツNO1、全国の同業からも注目されるまでに成長しました。「1番のクルマ屋になれば、社員も幸せになる!」そう思っていましたが、実際は違いました。会社の成長と社員の幸せはイコールじゃなかった。だから今は、お客様を大切にするのと同じかそれ以上に、社員のみんなが安心して幸せに働ける環境を作ることも大事に思っています。具体的には、成果給が大きかった給与体系を見直したり、わかりにくかった評価を制度化したり。今は、どうすればお客様も社員も“幸せ”になれるか考えている時が、いちばん“ワクワク”しますね。

自分自身、父親になって“仕事観”が大きく変わりました。古臭いかもしれないけど 「男たるもの仕事してなんぼ」だと、ずっと思っていました。でも実際に子どもの面倒を見たり、成長を感じたりする中で、父親が家にいることの大切さに気づいたし、家族を養うためにますます仕事を頑張ろうとも思えるようになりました。だから今は、「毎年1日でも休日数を増やす」「フロント19:00、整備19:30、営業20:00帰社」という数値目標を掲げ、そこから業務の見直しや効率化を進めています。さらに、連休の夏休みの導入、中古車業界では当たり前の風習となっている「元旦営業」の廃止、「土日勤務」も月に何回かは休めるシフト作りなど、「やるべき仕事を120%の集中力で早く終え、どれだけプライベートの時間を持てるか」ということに真剣に取り組んでいます。我が家も私が早く帰ると、奥さんは負担が減って幸せ、子どもも父親と過ごす時間ができて幸せ、もちろん自分も幸せ。ほんと、良いこと尽くしですよ。

私たちには、まだまだできていないこともたくさんあります。 例えば異音への対応。整備が予約優先で仕事をしていることもあって、突然来店されたお客様の車をしっかり見る余裕がなかったり、重整備の“腕”や“知識”が不足しているスタッフもいたりして、とりあえず預かってディーラー任せにしてしまうことも。「売った後の関係をいかに大切にできるか」。
仕組みや設備だけでなく、声掛けとかフォローも含めて、買っていただいたお客様に「クルマのことはすべて太陽で」と安心して任せてもらえるよう、心のこもった“本物のワンストップサービス”を提供できる会社になりたい。また、地域の行事や清掃活動などにも積極的に参加して、地域の人から「太陽は私たちの街の自慢!」と愛され、必要とされる会社になりたい、とも思っています。

一緒に働きたい人、それは“素直”に人の話を聞けて“素直”に自分の意見が言える人、ですかね。どんなに優秀で野心があっても、自分の価値観やルールだけで判断したり、考えを押し付けたりする人は、そこから成長しない。20歳や22歳のみなさんも今までいろんなことを経験してきていると思うけど、社会には、自分の知らないルールや価値観がまだまだたくさんある。太陽では「どんな会社にいっても活躍できるレベル」を求めて、技術やスキル、考え方などを高める研修に力を入れていますが、「これは自分には関係ない」とか「自分の考え方とは合わない」といった否定的な姿勢で取り組む人と「こんな考え方もあるんだ」と“素直”に前向きに取り組む人とでは、全然違う。ポテンシャルの差は、3年もあればひっくり返せます。研修やアドバイスはもちろん、失敗さえも“素直”に受け入れ、そこから学んで“素直”に成長していける。そんな人と私は仕事をしたいと思います。